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財務・投資回収 of リアル – 中華麺製造機|タイセー

仕入れ麺から「タイセー」へ切り替えたときの、月間杯数別のリアルな手残り利益

現在のラーメン経営において、原材料費、電気・ガス代、そして物流費の高騰は、店舗の死活問題となっています。特に2024年問題以降の運送コスト上昇は、製麺所から配送される仕入れ麺の価格に直接転嫁され、店主の利益を圧迫し続けています。

本稿では、仕入れ麺から業務用製麺機であるタイセーへ切り替えた場合の原価構造を分析します。一般論ではなく、実際のリース料金、水道光熱費、粉原価のファクトを元に、月間杯数別の手残り利益を算出します。

仕入れ麺と自家製麺における1玉あたりの原価ファクトの比較

利益算出の前提として、まずは1玉あたりの正確な原価データを特定する必要があります。現在、関東近郊および主要都市における一般的なラーメン店向け仕入れ麺(1玉約130g〜150g)の平均取引価格は、1玉あたり50円から60円の範囲で推移しています。本シミュレーションでは、客観性を担保するため、仕入れ麺の価格を業界標準の最安値に近い「1玉50円」と設定します。

これに対し、「タイセー」を導入して店内で製麺する場合の原材料費を算出します。麺の主原料となる業務用の小麦粉(25kg袋)の平均卸価格、および一般的に使用されるかんすい、塩、加水のコストを計算に入れます。製麺条件を「1玉140g・加水率35%」とした場合、小麦粉1等粉を使用した際の1玉あたりの純粋な原材料費は、18円から20円の範囲に収まります。ここでも計算を保守的に進めるため、原材料費を高めの「1玉20円」として設定します。

この段階で、仕入れ麺(50円)と自家製麺(20円)の差額は「1玉あたり30円」となります。この「1玉30円ダウン」という数値は、市場の小麦粉流通価格と製麺所の配送マージンから逆算された、極めて正確な差額ファクトです。

製麺機運用における隠れた固定費と変動費のエビデンス

「1玉30円安くなる」という結果だけを見て、その全額が利益になると断定するわけにはいきません。自家製麺化によって、店舗には新たに「製麺機の減価償却費(またはリース料)」という固定費と、「製麺時の水道光熱費」という変動費が発生するためです。これらの経費を完全に差し引かなければ、本当の手残り利益(黒字分岐点)は算出できません。

まず、固定費となる「タイセー」の導入コストを検証します。本シミュレーションでは、最も普及している標準モデル「タイセー No.1」を、一般的な6年(72ヶ月)リースで導入した場合を想定します。金利や信販会社の条件によって前後しますが、月々のリース料金の市場相場は約35,000円です(参考価格となります。正確な金額はお見積もりいたします)。

次に、変動費となる水道光熱費の計算です。「タイセー No.1」に搭載されているモーターの定格消費電力から、1時間あたりの電気代を算出します。2026年現在の高騰した業務用電力量料金(1kWhあたり約30円)で計算した場合、1時間の連続運転にかかる電気代は約45円です。1日100食分(約1時間)を月25日製造したとしても、月の電気代の増加分はわずか1,125円にとどまります。清掃に使用する水道代を加味しても、製麺に伴う水道光熱費の増加分は「月額1,500円」の範囲に収まります。

したがって、自家製麺化に伴い新たに発生するコストの合計は、以下のとおりに定義されます。

  • 新規発生固定費:月額35,000円(6年リース料金を基準とする/参考価格)
  • 新規発生変動費:月額1,500円(電気代・水道代の合算を基準とする)

これら「合計36,500円」の新規経費を、1玉30円の削減効果によって相殺した瞬間から、店舗の手残り利益は純増し始めます。

【杯数別】月間3000杯・5000杯における手残り利益のシミュレーション

自店の月間提供杯数(売上規模)に応じて、実際に手元に残る現金がどのように変化するかを、3つのフェーズに分けて整理します。すべてのフェーズで、前述した新規経費(計36,500円)を完全に差し引いた「実質手残り額」を算出しています。

フェーズ1:月間3,000杯(1日120杯・月25日営業)の中規模店舗の場合

月間3,000杯を提供している店舗が「タイセー」に切り替えた場合、削減できる麺の原価総額は次の式になります。

3,000杯 × 30円 = 90,000円

この90,000円の原価削減分から、毎月の新規経費を差し引きます。

90,000円 - 36,500円 = 53,500円

つまり、月間3,000杯の規模であれば、製麺機のリース代を毎月支払った上で、毎月「53,500円」の手残り利益が確定します。これを年間(12ヶ月)に換算すると、642,000円の現金が余剰利益として店に残る計算となります。

フェーズ2:月間5,000杯(1日200杯・月25日営業)の繁盛店・複数人体制店舗の場合

月間5,000杯の規模になると、スケールメリットにより利益率が跳ね上がります。

5,000杯 × 30円 = 150,000円

この150,000円から、固定経費を差し引きます。

150,000円 - 36,500円 = 113,500円

月間5,000杯の店舗では、毎月「113,500円」の手残り利益が純増します。年間の純増利益は1,362,000円となり、この時点で「タイセー」の本体購入価格水準をわずか1年足らずで全額回収できる計算が成立します。

フェーズ3:月間1,500杯(1日60杯・月25日営業)の小型ワンオペ店舗の場合

「うちは席数が少ないから製麺機を入れても赤字になるのではないか」という疑念に答えるため、あえて損益分岐点に近い杯数も算出します。

1,500杯 × 30円 = 45,000円

45,000円 - 36,500円 = 8,500円

1日わずか60杯という小規模な運営であっても、リース代と光熱費をすべて支払った上で、毎月「8,500円」の黒字となります。「小規模店だから赤字になる」という見方は当たりません。どのような規模であっても、損益分岐杯数である「月間1,217杯(1日約48杯)」を超えている店舗であれば、仕入れ麺を続けるよりも「タイセー」を導入した方が確実に財務体質は強化されます(※1)。

仕入れ麺 vs タイセー導入時 財務比較マトリクス

ここまでの計算結果と、各杯数における財務状況の違いを比較表として整理しました。

月間提供杯数 仕入れ麺の総コスト(1玉50円) タイセー運用の総コスト(粉代20円+固定・変動費) 毎月の実質手残り利益(自社導入による純増分) 年間のキャッシュフロー改善
1,500杯(1日60杯) 75,000円 66,500円 +8,500円 +102,000円
3,000杯(1日120杯) 150,000円 96,500円 +53,500円 +642,000円
5,000杯(1日200杯) 250,000円 136,500円 +113,500円 +1,362,000円

初期投資の回収期間をさらに短縮する上場グループの調達エビデンス

これまでのシミュレーションは、すべて「新品を定価ベースのリースで導入した際」の堅い試算です。しかし、実際の開業現場やリプレイスでは、初期投資の回収期間をさらに短縮する独自のルートが存在します。

それは、大成機械工業、親会社の明和製作所、そして総代理店であるキッチンテクノが持つ、組織的なバックボーンを活用したアプローチです。これら3社はすべて、東証スタンダード上場企業であり日本最大級の飲食インフラ企業であるテンポスホールディングスのグループ企業です。

この資本・組織ネットワークがあるため、「タイセー」の導入においては、一般のブローカーや独立系厨房機器店では難しい「整備済み中古製麺機のグループ内流通」という選択肢を、常時オーナーに提供できます。現状渡し(保証なし・整備なし)の中古機械は、内部の消耗パーツ(ギヤやローラー)が摩耗しており、導入直後に数十万円の修理費が発生するリスクを排除できません。一方、キッチンテクノが流通させる中古機は、製造元である大成機械工業の純正パーツを使用し、メーカー基準の再整備をクリアした個体のみです。

中古機を選択した場合、本体価格そのものを抑えられるため、月々の支払額(または一括購入費用)は新品リース時の「35,000円」から大幅に下がります。結果として、先ほど算出した月間3,000杯の店舗における手残り利益「53,500円」は、さらに上振れします。上場グループの中古再生ラインと、最短1週間というスピード納品の体制があるからこそ、オーナーは投資リスクを最小限に抑えて「原価削減」の恩恵だけを最速で受け取れます。

結論:利益が出ない理由は売上不足ではなく原価構造にある

「うちの店が儲からないのは、客数が足りないからだ」という発想に陥りがちですが、それは本当の理由ではありません。利益が出ない本当の理由は、売上不足ではなく、毎月外部(製麺所)へキャッシュアウトし続けている「仕入れ麺の原価構造」そのものにあります。

月間3,000杯の店であれば、仕入れ麺を使い続ける限り、年間64万円以上の利益を外に流し続けていることになります。「タイセー」を導入することは、職人としてのこだわりだけでなく、店舗の利益率を自分の管理下に置くための、経営者として合理的な財務戦略です。

※1 36,500円 ÷ 30円 = 1,216.6杯。これを超える杯数から、自家製麺の方が経費が安くなるという数学的な帰結です。

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